家電販売店のアドバイス通りの畳数対応エアコンを設置するのはナンセンスです。

 

お引渡直前、リビングに取り付けたエアコンの

試運転をしています。

エアコンはどのメーカーでも構わないので

お施主様に好きなものを選んで

好きなお店で購入していただいています。

はっきり言ってそのほうが安く買えます。

量販店でもネット購入でも構いません。

取り付けも含めて購入していただいても

構わないですし、取り付けのみ弊社で

行っても構いません。

取り付け費用を比べて、安い方を選んで

頂ければ良いのです。

ただ、エアコンの選択基準として

ゼロエネルギー住宅に対応するエアコン、

つまり高効率のエアコン、つまり省エネ性能が高く、

同じ面積を空調するのにより消費電力の少ない機種を

選ぶようアドバイスさせていただいています。

そしてもうひとつの大事な選択基準は

実際に空調する面積通りの対応エアコンを選ぶのではなく

その面積の半分から三分の一の面積に対応するエアコンを選んでいただいています。

高断熱高気密の住まいだとそれが可能となります。

結果的にエアコン購入費は安くなりますし、消費電力もより少ないエアコンになります。

住んでからの光熱費に大いに貢献してくれます。

ちなみ写真の住まいは、リビングのあるフロアだけでトータル約30畳以上の広さがありますが

10畳用のエアコンを設置しました。十分冷え、しかも温度差も感じられません。

高断熱高気密のなせるワザです。

逆に言えば

住まいの空調する面積通りのエアコンを備えなければならないのは

断熱も気密もないスカスカの住まいである証という見方もできます。

夏なら冷えづらく、時によっては温度差も感じられるような不快な空間となるだけでなく

折角の冷気が外へダダ洩れ、冬なら暖かさのダダ洩れ、

結果、電気のダダ洩れ、光熱費のダダ洩れ状態です。

そんなところでお金を無駄に使ってはいけません。

余計に電気代を払ってはいけません。

夏冬のエアコン利用時は、一日あたりのちょっとした無駄な費用が

ワンシーズンで大きな負担になることでしょう。

 

 

太陽光発電システムも稼働し始めました。

お引渡の前なのでこの時点での

主な電気の消費は照明とエアコンと24換気程度です。

写真の消費0.5kWはほとんど、試運転しているエアコンの消費電力です。

ちなみにこのときは天気の良い日で5.5kW発電していました。

なのでこのときのエアコンは屋根の太陽光パネルで発電した

無料の電気だけで動いています。

 

省エネ性の高い高断熱高気密の住まいに

太陽光発電システム、そして高効率エアコン。

これは弊社の考えるスタンダードです。