北海道や青森県より寒い埼玉県⁉

 

上の図は、株式会社ウェザーニューズの調査による

ある年の冬、1/26～1/27の

朝起きたときの寝室の室温のデータ（全国2,979件の測定結果）です。

ご覧のように埼玉県のほうが、北海道や青森より低い（寒い）のがわかります。

前回のブログでありましたが、

冬のヒートショックで亡くなる方が寒冷地よりも

それ以南のほうが多いという原因のひとつが表れています。

とても意外かもしれませんが、

決して外気が埼玉のほうが寒いわけではありません。

外気は当然ですが北海道や青森のほうが寒いのですが

朝の室内は埼玉のほうが寒いのです。

ではこのデータ上の埼玉の室温10～12℃はどんな温度か？

ここにイギリスの指針があります。

 

 

埼玉の室温10～12℃は、イギリスでは完全に血圧上昇、

心臓血管疾患のリスクありという危険値となっています。

まさにヒートショックにつながる寒さです。

逆に言えば、北海道の室温はヒートショックにあう確率が低い値です。

このように住宅業界ではない会社のデータからも

ヒートショックの原因を減らすための方法の一つとして

住まいは高断熱高気密にしたほうが良いこと、

埼玉県でもそれが重要であることが明確に表れています。