築地の向こうへ「生きのいい情報」を仕入れに行く

毎年、この時期になると

東京のビッグサイトで住宅・建築業界向けの大きな展示会があります。

我々小さな工務店は、待っていても情報はやってこないので、こちらから積極的に出向いて、情報をとりにいきます。

昔は電車で行ってましたが、頂く資料や購入する書籍が持ちきれないほど多いので、最近はクルマで行きます。

早朝の銀座を疾走ー🚙。

 

 

遠くは北海道や九州からも来るであろう大きな展示会です。

ですので泊りがけの人も多いでしょう。

私のように日帰りで行けるのは、時間的にも経費的にも恵まれています。

最大限活用せねばなりません！

 

 

当社にとって有意な新製品が出ていないか、前からの製品でも知らなかったものがないか、つぶさに見てまわります。

現物サンプルや大型模型も展示してあるので、カタログを見るのとは大きく違います。

 

 

一日では回り切れないくらいの広さなので、見たいもの、知りたいものを手際よく見極めながら速足でまわります。

各ブースのキレイなお姉さんの話にうつつを抜かしている時間などはありません！

その話が、当社にとって有意義なものでしたら別ですが。

 

 

関東では有名な住宅会社のオリジナル空調システムを一般の工務店などへ向けて販売することが

今月から始まったそうで、私はかなり驚きました。

自社の『売り』であるものを名前も含めて同業他社へ販売するそうです。

もともと、そのことを見込んで開発したということですが、

この会社の現場の営業マンはやりづらいだろうなあなんて思ってしまいます。

 

 

ふだん電話でしか聞けないメーカーの人に生で話が聞けるのも大きな利点です。

新製品のことを聞くだけでなく、普段感じている様々な疑問点もぶつけてみます。

結構、新たなことがわかったりします。

これが何社にも出来るわけですから、とても有意義です。

 

 

大手のエアコンメーカーさんが面白い商品を発売するそうです。

でも私には必要ないことがやはり話を聞いてわかりました。

それより、エアコンのリモコンに温度センサーが付いたエアコンを造ってください！ダイキンさん！

 

 

昔から知っている人にも会いました。

部長さんだそうで、偉くなったものです。

がんばってね～！！

 

 

やはりというか、ここでも中国勢が拡大しつつあります。

年々ブースが大きくなっているように感じます。

しかし品質と流通、アフターフォローがまだまだはてなです。

逆に言えば国産メーカーはそこがしっかりしています。

 

 

このほか、各種のミニセミナーなどもあり、自分で好きにピックアップしたものに参加してきました。

そのなかでも、とても良い話が聴けました。もしかしたら今回一番の収穫だったかもしれません。

次の自社の現場ではこれを取り入れてみようという参考にもなりました。

名前は以前から知っていたある工務店の社長さんの話だったのですが、

その社長さんや会社の姿勢、思いまでも聴けました。

この業界はほんとうにいろいろな会社があって、提供している住宅も経営者も様々です。

良い会社であることは間違いないことが良くわかりました。

ただし、やはりというか価格が高かった。

 

 

クルマなので飲めません。

煌びやかな銀座を横目に毅然とアクセルを踏み込みます！

電車ならば誘惑に負け、別のストーリーが始まったかもしれません。