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ヒートショック予報

~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2017/11/21 ヒートショック予報

『東京ガス株式会社は、このたび、一般財団法人 日本気象協会と共同で「ヒートショック予報」を開発しました。

「ヒートショック予報」の提供を通して、より多くの方に冬の入浴事故に対する認識が深まり、

その適切な対策を行っていただくことで、毎日の入浴をより安全に楽しんでいただきたいと考えています。

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動などによる急激な温度の変化によって、

血圧が上下に大きく変動することをきっかけにして起こる健康被害のことです。

気温が低い冬には、入浴中の死亡者数が急増し、死亡者の多くは高齢者であり、

ヒートショックが主な原因であると考えられています。
東京都健康長寿医療センターが行った調査では、2011年の1年間で、

全国で約17,000人もの人がヒートショックに関連した入浴中の急死に至ったと推計されました。

この死亡者数は、交通事故による死亡者数の3倍を超え、そのうち高齢者は14,000人と大多数を占めています。』

(東京ガス平成29年2月21日プレスリリースより)

 

ここ数年のヒートショックの話題がついに

ヒートショック予報なるものまで進化しました。

 

例えばこんなかたち

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週間予報まであります。

 

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日本では、家の脱衣場は寒いのが相場でした。

今でもそれが当たり前と考えている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

脱衣場が寒いからこそ、湯船に浸かったときの暖かさがたまらない!快感!

なんて思っている方もおられるかもしれません。

日本の住まいが進化し、暖房器具も進化し、ついでの衣服も様々な機能性の高いものが

購入できる今、室内での暖かさは、昔に比べれば向上しているかもしれません。

しかし、それらがどんなに進化しても、人は入浴をします。

そして必ず誰しもが、脱衣場で裸になるわけです。

そこは昔も今も変わりません。

進化したから裸になっても身体が寒さを感じなくなったということはありません。

そして脱衣場の環境も大して変わりません。

昔ながらに寒いのです。

なぜなのでしょうか?

脱衣場を暖かくする考えがそもそも無かったし、今も無い。

脱衣だけの一時的な場所だから?

熱い湯船につかれば、寒い脱衣場も関係ない?

それが良くないのに!です。

しかも驚いたことに、いまだにユニットバスのまわりに

平気で外の冷たい空気が通るような造りになっていたりします。

どうしてなのかわかりません。

湿気を逃がすつもりなのでしょうか?

そもそもユニットバスはユニットなので

湿気が漏れてはユニットの意味が無くなります。

ですから基本、湿気は漏れません。

昔からの工法だからなのでしょうか?

先日知り合いの家がユニットバスを全面リフォームしまして

私もその工事中に拝見しましたが、目を疑う光景を見ました。

基礎から入った外気がユニットバスのまわりの

外壁との間を自由に通る工法になっていました。

これでは例えば冬、屋外にポツンとユニットバスのみが置いてあるのと

大して変わりません。吹き曝しになっているのと大して変わりません。

現場の監督に聞いたらユニットの壁の裏側に断熱材があるので

とのことでしたが、現物を拝見したら申し訳程度の

薄いほとんど単なる発砲スチロールがしかも全面ではなく

貼ってある程度でした。

多少雑談しましたが、現場の職人さんや監督さんは

温熱やヒートショックにまったく関心も無い様子で

ただ黙々と、指示通りの工事をしているようで、

この工事がどんなに寒い、しかも人の命に係わる可能性の

あることなど、微塵も考えてないようでした。

これが現実だと唖然としました。

これじゃせっかく新しくなっても寒いだろうなと想像しましたが案の定施主は、

数百万円かけてリフォームしたのにとても寒いとのことでした。

なんでもその家はある大手ハウスメーカーの家なので

リフォームもそのメーカーに頼まないといけないのだそうで、

相見積もりして他社と比較検討も出来なかったそうです。

よくよく聞いてみると古いお風呂は寒かったので

そのことを心配して先方の担当者に伝えたら

浴室暖房が入っているので大丈夫ですと言っていたとのこと。

ついでの脱衣場も暖房を入れたとのことでした。

でもそれも拝見しましたが浴室暖房も、

脱衣場暖房も生(なま)電気で温風を吹き出すタイプなので

この2台を冬場フル活用したら電気代がどんだけ跳ね上がるか

下手をしたらブレーカーが落ちるのではないかと心配してしまいました。

何せ、1000ワットのドライヤーを2本、使用しているようなものですから。

いまの省エネの時代に、ほとんど昭和レトロな暖房です。

 

でも施主はそれである意味満足しているようでした。

ならばそれで良しとしなくてはなりません。

 

省エネの時代に、恐るべき実態です。

無知でいることはいかに怖いか、

大手のブランドがいかに名ばかりかを知りました。

 

 

 

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