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地震に強い家

~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2017/10/15 地震に強い家

「ただいま施工中」でも書きましたが

地震に強い家としてのものさしに耐震等級があります。

最高等級の耐震等級3は

建築基準法上の最低限の耐震性能(耐震等級1)の1.5倍の対策がなされています。

 

もちろん

耐震等級1でも、建築基準法はクリアしているので法律上はなんら問題はありません。

あくまで法律上は・・・。

ではそれは、実際の地震に対してなんら問題ないかというと、実はイコールではないのです。

 

こんな新聞記事もありました。

熊本地震のような2回の震度7の地震で建物の倒壊を防ぐには、

現行の耐震基準より約1・5倍の強度を備える必要があることが、

京都大大学院工学研究科の竹脇出(いずる)教授(建築構造学)らの研究グループの解析で分かった。

現行の耐震基準は震度6強〜7の地震1回に耐えることを想定しているため、

震度7級の地震が連続して発生すると基準を満たした建物も倒壊する危険性があるという。

熊本地震では前震に耐えて本震で倒壊した建物もあり、

連続する震度7級の地震への対応が課題として浮上している。」

(2016.05.19毎日新聞より)

 

今は、家を建てる時、耐震等級1にするか3にするかは

お施主様の自由です。

実際は1にするか3にするかの選択を迫られるというよりも

3にするかどうかが問われるでしょう。

3にこだわらなければ1になっている可能性があります。

なぜって、1が一番コストがかからないので。

ですので耐震等級3が標準でない場合、それを3にあげるとコストが

余計にかかり、追加料金が発生します。

例えば基礎で言えば鉄筋やコンクリートの量が増え材料費が上がります。

それを施工するための職人さんの手間賃も増えます。

構造材(木材)の量も増えますから、その分も加算されます。

構造計算するにもお金がかかる場合がありますし、

外部評価を受けるのにもお金がかかります。

ですが、仮に金額がアップしたとしても

将来の備えとしてそこにはお金をかけるべきでしょう。

大地震に遭遇したとき、自分の住まいがそれに耐え、

その後もそのまま住み続けられるか、否かは大きな違いです。

その違いがどこまで検討されているか。

住まいを計画しているときに、素人のお施主様に対して

十分な説明がなされているか。

甚だ疑問もあります・・・。

 

家のデザインも大事、自然素材も心地よい、

キッチンやお風呂など素晴らしい住設機器の

素晴らしい機能のチョイスもすご~く楽しい!

それらは家を造るときの楽しみとしてお施主様は十分に味わうべきですが

でもそれらは耐震性能に関してきちんと説明を受け、

可能であれば最高等級を確保した上で、

もっと言えば、耐震性能にまずお金を使った上で、

味わうべきでしょう。

 

ちなみに耐震等級3にしたとしても

設計性能評価など外部の評価を受けなければ

単なる自己都合宣言、自己満足の世界になってしまうどころか

地震保険の割引も受けることができないので

お気をつけください。

 

 

 

 

 

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