高断熱高気密と人は簡単に言うけれど・・・。

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高断熱高気密と人は簡単に言うけれど・・・。

~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2019/11/17 高断熱高気密と人は簡単に言うけれど・・・。

 

先日、建築用断熱材の研修に行ってきました。

フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、セルロースファイバー、グラスウール、

硬質ウレタンフォーム等それぞれに携わる方々の発表でした。

加えてそれらのJIS試験を実施している㈶建材試験センター中央試験所の方も来て

発表されていて、かなり詳しく内容の濃い研修でした。

合計、4時間も聴講しましたが、

各断熱材に漏れなく共通しているのは

断熱材のカタログに明記されている断熱材の性能、スペックは

断熱材単体だけではその性能を十分に発揮できないということです。

断熱材と合わせてどんな材料を使用するのか。

それは防湿シートだったり透湿抵抗の小さい構造用面材だったりするのですが、

それらの組み合わせがポイントのひとつ。

そして最も大事なのがそれらを現場で正確に確実に施工するということです。

そうしてはじめて、断熱材の性能が発揮されるのです。

いくら高価な断熱材を使用しても、いい加減な施工をしていていは

その性能を発揮出来ないどころか、壁体内結露等のリスクが高くなります。

先日ある断熱材メーカーの人が、いまだにいい加減な断熱施工をする

会社が多くてびっくりするほどだと言ってました。

単に壁の中に入っていればいいという昔ながらの悪い施工です。

それだけ、断熱施工において実際の施工が出来てないということです。

やはり当社が前々から考えている

どんな断熱材を使うかより、どう施工するかが大事だということが

再確認できた研修でした。

断熱材による断熱は住まいにおいて非常に重要です。

断熱材とそれに付随する材料の組み合わせ、それらのコスト、現場の職人さんが無理なく高品質を保てる施工性、

何年経っても断熱性能が劣らない長期の安定性(経年で劣化しやすい断熱材もあります)、

そして埼玉という地域性、それらを総合的に考えて当社も断熱材を選定しています。

ちなみに断熱性能との両輪である気密性能は

もちろんすき間を無くすことを目指しているのですがこれはなんのためか?

冬であれば室内の暖かさを逃さないため、外の寒さを入れないためでもありますが、

一番の理由は壁の中に湿気を入れないためなのです。

いくら断熱の施工が良くても気密が悪かったら、壁の中に湿気が入り

そこで結露する可能性が格段に高まります。これが壁体内結露です。

これは断熱材を劣化させ、加えて構造材も劣化させる恐れのある事象です。

ですから断熱と気密はともに大事なのです。

 

 

 

 

 

 

 

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