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住まいの寿命と健康

~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2018/03/10 住まいの寿命と健康

平成25の国交省のデータによると

日本の住宅の平均寿命は約27年

それに対して

アメリカは約70年

イギリスに至っては約80年。

 

ずいぶん違いますね。

 

家を長く持たせるには何が大事か?

例えば柱などの構造材はどうでしょうか?

材質?ヒノキなら長く持つ?

いえいえ、基本的に材種は関係ありません。

柱を長く持たせるには一にも二にも

その柱が常に乾燥状態にあることです。

そうやっていれば、何十年でも百年でも持つはずです。

それがホワイトウッドの集成材など、

ローコスト住宅で使用される柱だとしてもです。

でも意外とこれがそうなっていないのです。

雨漏りで壁の内部の柱が濡れる・・・。

これは論外です。問題にもなりません。できません。

意外と多く、一般の方はいざ知らず、

建築に携わっている人でさえ理解していない人が多いのが

壁体内結露です。

冬、室内では暖房をし、温度を上げます。

空気は温度が上がれば上がるほど保てる水分が多くなり

逆に温度が下がれば下がるほど保てる水分が少なくなります。

例えば室内の暖かい空気が

壁の隙間、コンセントの隙間から外へ逃げたとします。

外へ逃げる過程で外気の温度に近づき、

暖かく湿った空気は、温度が下がって、

それまで保たれていた水分が保たれなくなり、

目に見える形で現れます。

これが結露です。

気密性能の低い住まいは

室内の空気が外へ漏れやすく

かつ、結露が発生しやすくなります。

その結果、柱などの材が冬になると湿りがちになったり

断熱材についた結露で、カビが発生して黒くなったり・・・。

こんな状態で、住まいの劣化は加速します。

しかもこれらは見えない壁の中で起こることなので

その住人には発見されにくいのです。

とても厄介です。

さらに悪いことに、気密性が悪いと

万が一壁の中で発生したカビが

何かの拍子に、室内へ漏れ出てくる可能性もあります。

でも目には見えないはずです。

例えばコンセントから室内へカビの胞子を含んだ空気が

漏れ出てくる可能性などです。

これでは健康を保てなくなる恐れがあります。

しかも原因を突き止めづらいケースです。

 

気密性能は大事です。

しかし

気密性を上げるのはとても手間がかかり、

施工の考え方やスキルが如実に表れ

建築会社によっても大きな差があり、

それこそピンからキリです。

そもそも気密を考えていない会社もたくさんあります。

 

 

 

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上の写真でちょっとわかりにくいですが

コンセントの気密化、つまり室内と壁の中との

空気の出入りを無くし、気密性能アップに貢献する

気密部材、バリアーボックスなるものがあります。

恐らく一般的にはあまり使用しないと思います。

でもこれがとても大事です。

コンセントの穴を通して、空気が

室内と壁の中とで行き来します。

普通に行き来します。

壁の中なんて、仮にカビが発生していてもわからないですし

そもそも掃除ができません。

なのに空気の出入りがあれば

時を経るごとに、壁のなかにも埃などがたまるはずです。

リビングの埃のまじった空気が壁の中に入って溜まり

そこにダニやカビが発生して、なにかの拍子に

今度は壁の中から室内へ、出てくる・・・。

考えただけでも嫌なことですが、恐らくとても多くある事象だと

思っています。

だからこういった部材が、気密性を上げるだけでなく

意味があるのです。

 

気密性を上げることは

快適で健康な室内環境を実現するだけでなく

壁体内結露を減らし、建物そのものの寿命を延ばす効果もあります。

 

弊社標準のバリアーボックス、是非手に取って見てみてください。

 

 

 

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