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~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2018/02/27 あったかい家

我々は、寒い家にある意味慣れています。

特にご高齢の方にその傾向が強いように思います。

例えば、リビングは暖かくても

廊下や脱衣場は寒いのが当たり前と思っていませんか?

今までは確かにそうでした。

そもそもほんの一昔前までの家には断熱がほとんど無いに等しいのが当たり前でした。

あったのは1枚ガラスと熱伝道の良すぎるオールアルミのサッシ、

そして、下手をすると柱と合板だけの壁の住まい、

百歩譲って、性能の低い断熱材とすき間だらけのいい加減な断熱施工。

そんなですから、人の常時いないところを暖房する意識は当然なく、

リビングなどを極めて局所的に暖めていました。

そのリビングでさえ、実際には暖めつつも盛んにその暖気が外へ

漏れていたはずです。

盛んに漏れていても、盛んに暖房しているので

とりあえずは暖かかったのです。

電気や灯油をガンガン消費して。

局所的な暖房は、その暖気が当たった部分のみ暖かいです。

例えば、昔の家で居間に囲炉裏があって、そこで火をおこし、暖を採るとします。

直火なのでその火に当たっている顔や体は結構な暖かさ、時には暑さだったと思います。

しかし、背中などの背後は、実は結構冷えているのです。

それは室内の空気が暖まっての暖をとっているからではなく

直火の放射熱による暖をとっていることが大きいのです。

その証拠に、自分の体と囲炉裏の火の間で何かに遮られると

とたんに寒くなります。

よくある電気ストーブや開放型の灯油ストーブが

まさにこれに当たります。

こたつもそうですね。

足は暖かくても、背中は寒かったりします。

でもその背後の寒さが、足の暖かさで

身体が暖かいと錯覚していたと思います。

その暖房に当たっている面だけが暖かい・・・。

これでは暖房ではなく、単なる採暖です。

昔のすき間だらけの家の中の、囲炉裏の火と同じしくみです。

いくら強力な暖房エネルギーが起こせたとしても

どんどん外へその暖気が逃げていき、それに比例して

どんどん寒い外気が侵入していきます。

暖房力を高め、暖かい室内を実現することは

暖房器具を多用したり、より大型の器具を採用することではありません。

気密を高めて室内の空気が無駄に外へ逃げないようにすること、

そして断熱を高め、外の寒さで室内の壁が冷えないようにすること。

これが実現できれば、ある意味暖房器具はなんでもよく、

なんでもよいならばエアコンなどの高効率暖房機器を採用することで

暖かい室内が、より少ない電気代や灯油代で実現できることになります。

 

快適な住まいは、断熱気密からと言っても過言では無く、

少なくとも、かける金額によって採用不採用を検討するものでもありません。

 

 

 

 

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