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シックハウスについて。

~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2018/01/06 シックハウスについて。

1年を通して、省エネに暮らす。

無駄なエネルギー(無駄な光熱費)を削減し、かつ快適な毎日を送るためには

住まいの断熱性能・気密性能のアップが欠かせません。

そうでない低断熱・低気密の住まいで

例えば暖房をすると、その熱エネルギーの多くが

すき間や断熱の薄い壁などから外部へ逃げていくことになります。

なんか寒い、どことなく寒い、足元が冷えるなどということになり、

いつまでたっても暖まらず、

それでもさらに暖めようとすれば、より大きな熱エネルギー、

つまりより多くの電気や灯油やガスなどの燃料が必要になります。

 

この原理をよく例えられるのがバケツに水を満たすケースです。

バケツが家で穴が断熱気密、水が暖房や冷房のエネルギーです。

バケツに水を一定量満たそうとしたとき、

バケツのどこかに穴が開いていて、そこから足したはずの水が漏れているとしたら

その漏れ出た分の水を常に足さなければ、バケツは一定量満たされません。

その穴が大ききれば大きいほど常に足す水の量は多くなります。

しかし、穴が小さければ小さいほど、少ない量の水を足すだけで

バケツの水は一定量満たされるのです。

 

低断熱低気密の住宅は、

常に大量の熱エネルギーを足して続けてあげないと

暖かい室内を保つことができません。

その時もし、節電節約意識が働いて暖房を節約したりすれば

必然的に室内の温度は下がります。

そうはせずとも、ある一室だけを暖房し、

それ以外の居室や廊下、脱衣室などは

暖房しないという方法で節約をすると

同じ家の中でありながら場所によって温度差が激しくなり

ヒートショックの危険がグンと高まるのです。

家の中でありながら不健康な状態に陥ります。

冗談抜きに、そのことが死へ至る可能性もあります。

夏ならば室内での温度差は、湿度差も加わって、

肉体的精神的に不快な状況が発生しかねません。

また、そんな住宅では就寝時に暖房を消すと

一気に室内が冷えていくのです。

年齢を重ねれば重ねるほど、冬場の起床時の部屋の寒さは

身に応えます。危険です。

ですので光熱費を削減しつつ、省エネに快適に

そして健康に暮らすには、高断熱高気密が欠かせないのです。

 

しかしそれが実現できて、住まいが高断熱高気密になったとすると

こんどは室内の空気が外へ逃げずに溜まることになります。

そうなることは穴の小さなバケツのように

暖房時でも冷房時でも良いことなのですが

そのときにもし、室内の空気が有害物質で汚染されていれば

その悪影響を住まい手が受けることになります。

いわゆるシックハウスのはじまりです。

そうならないために現在新築住宅では、

2時間で家の中の空気が全部入れ替わる風量計算で、

換気システムを365日常に稼働させるよう義務付けられています。

これが24時間換気システムです。

ですのでもし室内に、汚染された空気が発生しても

空気の入れ替えによって、その汚染を軽減させる対策がなされています。

有害な物質とは

ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド、トルエンなどですが

これらの成分を含む住宅建材が、日本で使用されていた過去があります。

防蟻剤にも使用されていた過去があります。

今は、それら住宅建設で使用する建材は規制されおり、

少なくとも正規に流通した建材や接着剤等を使用する限りは

有害な建材は、皆無といっていい状況になっています。

ですので過去、大きな問題になった

住宅建材から発生する有害物質からのシックハウス症候群は

皆無といっていい状況になりました。

 

しかし、これには意外な抜け穴があります。

いまだ規制されていない

家具類から有害物質が発生しているケースがあったのです。

2011年、東京都生活文化局生活部がおこなった

一般に流通している家具類の有害物質発散量試験の

商品テストの結果が下の表です。

 

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ランクA =F☆☆☆~F☆☆☆☆レベル(ほぼ安全)

B・C=F☆☆レベル(問題あり)

D =F☆レベル(危険なレベル)

※F☆☆☆☆(エフフォースター)は

有害物質の発散量が基準値以下で

これのみが住宅建材においては自由に使用でき

それ以下の例えばF☆☆☆やF☆☆などは

有害物質の発散量が多いということで住宅建材では使用制限がかかります。

住宅業界では実質的にはF☆☆☆☆のみを使用していて

それ以下の建材の使用は皆無というのが現状と思われます。

ちなみにF☆は住宅建材では使用禁止となっています。

上の表にあるように家具の中には住宅建材では

使用禁止のF☆が、複数の検体であります。

また、低ホルムアルデヒド表示のある

いわゆる有害物質の発散量が少ないという表示の家具類のなかにも

実際にはF☆ランクの発散量の家具があったそうです。

ちなみに№1~20はネット通販で購入した家具とのこと。

 

これら危険性がある家具について、

いつどんなものをお施主様が購入されるかを

我々施工会社が把握することは、ほぼ不可能です。

そうなるとせっかく住まいの作り手として

シックハウス対策万全の住まいを造り、ご提供しても

室内にその発生源が存在する可能性があるのです。

もしそうなったとしても24時間換気システムを稼働させていれば

それを低減させることができますし、

それら有害物質は揮発し、

時間とともに発散量が低下してくことがわかっています。

ですので、24時間換気システムに

OFFスイッチは付いているのですが、

基本的に停止することはしていただきたくないと

そこに住まうご家族の健康を第一に考え、そう思っています。

 

それからもうひとつ、

高断熱高気密の住宅では

冬、いわゆる開放型ストーブは

室内の空気を汚すので使用禁止です。

開放型とは灯油やガスのストーブで

排気が室内に放出されるタイプのものです。

もし、灯油やガスのストーブの使用をご希望でしたら

FF型という排気を外部へ排出するタイプのものでしたら

設置可能です。

室内の空気が汚されず、かつ強力に暖まります。

ランニングコストがネックですが・・・。

もっとも埼玉では、高断熱高気密住宅では

灯油やガスのストーブは、例えFF型だとしても

必要ありません。

やはりエアコンの暖房が

空気を汚さないだけでなく

とても効率が良いのでベストです。

高効率のエアコンを小さく使って

省エネで健康で快適、かつお財布にも優しい住まいを是非実現してください。

 

 

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