エアコンの畳数表示と高断熱高気密の住まい

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エアコンの畳数表示と高断熱高気密の住まい

~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2017/12/15 エアコンの畳数表示と高断熱高気密の住まい

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先日、都内での研修のついでではあったのですが

同じビル内に、とあるエアコンメーカーのショールームがあったので

そこへ立ち寄りました。

そこでかねてから一度聞いてみたいと思っていた

エアコンのカタログに掲載している

畳数表示について聞いてみました。

どのメーカーのカタログにも記載していると思いますが、

このエアコンは何畳用ですよという

上記のような表示についてです。

 

例えば

穴の開いたバケツ(部屋)に

一定の水位(一定の温度)に水を満たす(室温を保つ)ことに例えると

たくさんの穴の開いたバケツ(低断熱低気密)の場合は

漏れる水がたくさんあるので

それい以上にたくさんの水を入れ続けなければいけません。

しかし、少ない穴(高断熱高気密)の場合は

少量の水を入れ続けるだけで事足ります。

 

つまり

低断熱低気密ならば大きな能力のエアコンが必要ですが

高断熱高気密ならばより小さな能力のエアコンで

事足りるわけです。

エアコンの必要能力が

部屋の大きさは同じでも変わってくるのです。

でもカタログはどのメーカーも畳数表示は一つです。

低断熱低気密用の畳数表示と

高断熱高気密用の畳数表示とには分かれてはいません。

 

ではいったい、いま掲載している畳数は何を基準に表示しているのか?

 

エアコン業界では恐らくトップメーカーのこのショールームで

教えてくれたのは

それは昭和50年代の家を基準にしているとのことでした。

当時のJIS基準が適用され、それ以来変わっていないのでとのこと。

JIS基準ですのでもちろん各社共通のものさしです。

えっ!約40年前の家が基準!

今、築40年の家が、例え当時新築だったとしても

その性能たるや押して図るべしです。

 

昭和50年代の家といえば

ほぼ無断熱かそれに近い家がほとんどの時代だったのではないでしょうか。

気密という考えもほぼ無かったと思います。

そんな時代の家を基準にした畳数表示がいまだに大手を振って生きているのです。

築数十年の住まいでエアコンを買い替えるならば

その畳数表示が合うと思いますが

新築の、しかも高断熱高気密の住まいでは

ほとんど合わない畳数表示です。

 

今、弊社のような高断熱高気密住宅ならば

半分の畳数表示のエアコンで事足りると思います。

つまり12畳ならば6畳用エアコン

20畳ならば10畳用エアコンで良いということです。

 

ただ自由設計のため、

間取りや、窓の面積によっても多少温熱環境は変わってきますので

安全側に2ランクダウンで良いと思います。

12畳なら8畳用、20畳なら14畳ということです。

 

ちなみに大は小を兼ねるという言葉がありますが

高断熱高気密の住まいのエアコンに限っては

その言葉はあてはまりません。

適切なエアコンサイズで、より省エネになりますし、

必要以上に大きいエアコンだとかえって効率が悪くなり

電気を浪費しかねません。

 

是非、高断熱高気密住宅には適切なエアコンで、

暖かく、快適に、省エネに、経済的に暮らしはじめましょう。

 

 

 

 

 

 

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