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熱の伝わり方②

~小江戸川越のこだわり工務店だより~

2017/10/05 熱の伝わり方②

前回は、体に直接触れるものの熱の伝わり方のお話でした。

今回は、直接触れない場合の熱の伝わり方のお話です。

寒いとき、たき火にあたった経験、ありますか?

たき火ではないけれど、日付が変わる大晦日の神社で

お焚き上げにあたる、あるいは露店のおじちゃんが

たき火をして暖をとっているそばを通ると

暖かかった、なんて経験ありませんか?

あのとき、せっかくたき火にあたっていても

炎と自分のあいだに他の人に入られると

途端に暖かさが無くなりますよね。寒くなりますよね。

あのたき火のまわりの空気は、暖かくないんです。

炎と、それにあたって暖を取っている人のあいだにある空気は

決して暖かくはないんです。

人間や炎のまわりの空気は冷たいのに

炎にあたると暖かく感じる。

不思議です!

また、夏、例えば外気温30℃の場合

都会のアスファルトやビルに囲われた中にいると30℃よりももっと暑く感じます。

しかし、木陰やトンネルの中などに入ると、とたんに涼しくなったりヒンヤリ感じることがあります。

気温以下のように感じます。

どちらにしても空気は30℃なのにです。

このように人は、直接身体に接していない周辺の温度にも影響を受け、

それを感じることが出来るんです。

こういった経験はないですか?

冬、お部屋で暖房を効かせているのに、なぜか寒く感じることは・・・。

それは恐らく、暖房機から出ている温度は高くても

お部屋のまわりの表面温度が低いからなんです。

断熱材が足りなかったり、無かったり⁈、隙間が多かったりすると

必然的にお部屋のまわりの表面温度は下がってしまいます。

でも、しっかり断熱し、気密していれば

表面温度はもっと上がります。

実は、お部屋の温度は

例えば冬、室温(室内の空気)が20℃でも、

その部屋のまわりの表面温度が10℃なら

その中にいる人は感覚として15℃くらいに感じてしまいます。

寒いですね。

でも室温が同じ20℃でもお部屋の表面温度が18℃なら

人は19℃くらいに感じます。

冬の4℃の違いは大きいです。

なので冬、お部屋で暖かく過ごそうと思えば

暖房の温度設定だけでなく

お部屋の表面温度を上げるようにしなければいけません。

逆に言えば、表面温度が下がらないようにしてあげれば

冬、暖かく快適に、しかも省エネに過ごせるのです。

 

 

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